荒巻薬局の生い立ち

荒巻薬局の生い立ち

創業期  大正8年~昭和10年

荒巻政次郎が、近代医学・薬学に感銘を受け、薬業に関わりたいとの一心から大正8年(1919)2月8日、店の軒先に薬を並べて商ったのが当薬局の始まりと聞いております。住所は筑紫郡千代村字千代町。

 

戦中戦後期  ~昭和37年

大戦を前後して薬品不足の時代。純正な医薬品を棚に並べてお客様の手元にお届けするのが何よりも大切な仕事。店内でアルコールを蒸留して販売することもありました。業界に先立ち処方箋応需に踏み切ったのもこの頃です。また、旧新茶屋通入り口、現在の千代交差点付近にドイツ語の“飲む”にかけて“ドリン軒”という粋な名前のソーダファンテンを併設し賑わったそうです。

 

高度成長期  ~昭和50年

「クスリのあらまき、クスリのあらまき、クスリなら何でも揃うクスリのあらまき!」のテレビCM。自動ドア・冷房完備・街中にありながら駐車設備を備えたアメリカンスタイルの薬局レイアウトは、当時大変斬新なものでした。大型店出現までの間、小規模店が買いやすさを求めた時代でした。

模索期1  ~昭和60年

相談志向を高め、薬局のあり方を模索し始めます。

都市再開発 ~昭和63年

都市再開発のため、仮の宿での3年間でした。千代町交差点千代4丁目側。

摸索期2 ~平成9年~

都市再開発のため現在地に移転。欧米8ヶ国の薬局、6ヶ国の薬剤師会を回り、薬の文化と薬局制度に関する見分を深めました。